正しい体捌きの形を身に付ける事の意味

詰る所、武術に必要な筋肉を付ける事に他ならないと思う。

力ずくで無いってのは、力んで最大筋力を発揮した時に自分以上の力を出す様な力任せの相手の攻撃を回避出来るってのも有るが、是に習熟すれば筋肉自体も発達するから体捌きなんぞ使わずとも受け止める事(blocking)も不可能では無くなって来る。

尤も相手に存分に力を発揮させた状態で使われる受け止めよりも力が乗る前に使われる押し止め(stopping)の方が先だと思う。但し押し止めも頃合いを間違えると危険なので、受け流し(parrying)とか回避動作が基本なんじゃ無いだろーか。

因みに、筋ﾄﾚをすれば脱力が解ると云う御意見も有り、尤もだと思うのだが、態々そんな労苦をせずとも強く成れる方法が有るのなら先ずは其方を信じた方が安全だと思う。先ずは先人の方々が達した結論を信じてみる事では無いか。