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子を貸し腕を貸し仕る
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官僚は基本のみを徹底したジェネラリストで在り、基本に忠実で在る事が最優先される為、此処での論題の対象とはしない。彼等の個々の分野に措ける技量は児戯に等しく、更に御用繁多で在る事から基本から著しく逸脱した物に手を出したがらない人が多い。

此処で問題にしたいのは飽く迄もスペシャリストで在る。

私自身が考えるに、スペシャリストには三通り存在する様に感じる。

即ち、実務家・教師・研究者で在る。

実生活との密着度から考えると、実務家≧教師≧研究者と成る。

与えられた職務を全うすると云う面に於いては実務家も官僚と然程変わらない。唯一の違いとすれば、実務家の方が当該分野に於ける応用技を知ってる事位で在ろうか。但し、彼等は知識を手続的に覚えるのは得意でも宣言的に覚えるのが不得手な場合が多い。故に実務的能力のみでは後継者が育ち難い。其れに実務家も自身の技術の継承には然程執着を見せないらしーので在る。

教師に関しては、実務家としての能力に加え卓越した指導能力が要求される。具体的には当該分野の教科書が理解出来る事は勿論の事、其れを人に教える口頭での表現技術だ。故に教師を養成する場合必ず課されるのが学科試験だ。然し乍ら、此の様な宣言的指導法では片付かない感覚手続的な物が存在するのも確かだ。其れ等をどの様に口頭で表現出来るかが教師の指導力の指標なのではないか。

研究者の場合、やや自由度が高い。確率されて居る数々の資料の中から未開拓の物を様々に昇華して新しい物を構築するのだ。是は世の中の円滑化を図る上では最高の業績の様に思われる。然し乍ら、其の空理空論に因り考案物が実生活との齟齬を生む場合も多く、研究者の場合、如何にして世に受容される物を構築するかに懸って居るのでは無かろうか。

能力的な側面から考えると、研究者≧教師≧実務家と言える。抑実務家が研究者としての素性を有てば実務家も研究者に成れるし、教師としての素性を有てば教師に成れる訳で在る。研究者乃至教師が実務家としての知識を得る事で持論を発展させる上で一役買うのは間違い無いのでは無いか。

其れこそ通常のスペシャリストには見られないダブル・スペシャリストとしての地位を歩む事にも繋がる訳で在る。ダブル・スペシャリストに因って構築された基本技能は従来の物よりも効率的な場合が多い為、軽視出来ぬ能力で在る。教師は両面に於ける理論と実践を徹底的に網羅するとすると、研究者は理解の促進を図る為に更なる効率化を図るのかも知れない。

教育を考える上では重要な事の様に思える。

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プロフィール
HN:
胴太貫正國
年齢:
41
性別:
男性
誕生日:
1983/03/22
職業:
忍頭
趣味:
文武両道の稽古
自己紹介:
一応高校英語教諭の免許が取れる事に成ったので、英学に関するあらゆる事を極めたいと日々奮闘してる次第☆ 英語を専門とするからには英語で何でも出来ないとねってのが持論。然し、英語至上主義は嫌いで英語と日本語の架け橋と成りたいと謂うのが偽り無き本音で在る。矢鱈と片仮名語を使いたがる昨今の風潮に警鐘を鳴らして行きたい。
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