体育入門

1991年に成ると、大學は法令上卒業要件としての体育を必ずしも履修せずとも卒業出来る様に成った。

凡そ日本人の体力低下が叫ばれ始めたのは此の頃なのでは無かろうか。

是を何とか打開したい。

抑老化は足からと言われる。其れ故体育入門の時間に遠距離を歩けば確かに健康に良いのかも知れない。だが學生の内はもう少し筋量を殖やす場を与えられぬ物だろーか。

其処で考えるのが長距離走で在る。

長距離走を体育入門の科目に受容する事で學生の体力の向上に繋げる訳で在る。少なくとも此の一科目は12年課程修了後に進學した人用の必修科目にしても良いだろう。此の場合の対象者としては、短期大學、大學、専門学校―専修学校専門課程―の者で在る。

思えば中學時代の体力向上で長距離走をがんがん行り捲ったのが良かったのかも知れぬ。

上級教育に於いても体力向上を徹底させる事で日本人の平均寿命は愚か健康寿命も間違い無く延びるのでは無かろーか。

体力等有り過ぎて別段困る物でも無いし、研究は相当な労働なので、身体を鍛えるに越した事は無いと思う。今迄文に偏った感じの上級教育で在ったが、此の辺りでもう一度再考するのも良いかも知れぬ。